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セルロースアセテートベースフィルムの劣化問題
フィルムベース の変遷ニトロセルロース (1889年〜)
空気中で90℃に熱せられると ⇒ 発火
セルロースアセテート TAC (1950年代〜)
正確には三酢酸セルロースアセテートと言われ、経時変化による加水分解により発生する酢酸により劣化を起こすことから「ビネガー・シンドローム」 と言われる。1992年ごろまで40〜50年間ほど主流で使われていた!ポリエステル PET (1954〜)
現在、撮影に使用されるマイクロフィルム
セルロースアセテートの劣化
劣化構造は酸性紙と同じ1.保存環境により30年前後で劣化 が起きる可能性がある。
水(相対湿度)・酸・高温度
セルロースアセテートの加水分解により
* 酸の脱水作用によりセルロースは硬質化し、折れ易くなる。
* 脆くなったセルロース繊維の隙間から、製造時に可塑剤として混入されていたショウノウやフェノールがフィルム表面に潤出してフィルムそのものを傷める。
* この可塑剤は気化しやすく、密閉容器内に充満し・・・・・・
本文は『記事検索』のタイトル一覧 No16 から是非ご覧下さい!
セルロースアセテートの劣化
酢酸 の及ぼす 悪 影響
1.劣化をさらに促進させる
2.正常な 周りのフィルムの劣化を引き起こす 可能性がある
3.ある時点 から加速度的に 急激な劣化 を引き起こす
ワカメ状変形
ブロッキング
複製不可
劣化への対応
1.湿度 を下げ一定に保つ
2.温度 を下げ一定に保つ
3.酢酸 の除去
対処
状況 ごとに異なる
・ 劣化状況
・ 保存環境
・ 保管形態 etc
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劣化への対応
必要な動きは?
1. 現 状 把 握 
2. 適 切 な 対 処
3. 定 期 的 検 査
永遠に保存可能な記録メディアはあるのか?

複製をつくることが可能な時期を逃さないように!

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