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トップ 記事検索 > 「静岡県庁での実態調査と対応」

「静岡県庁での実態調査と対応」

セルロースアセテートベース劣 化 フ ィ ル ム 対 策静岡県庁 での 実地調査と対策 : その1
保管されていた 環境マイクロ室、キャビネット保管地下書庫マイクロ室 カーテン、空調 設備なし駿府公園の内堀と外堀の間に立地保管状態 (多かったもの)リール ⇒ 金属ケース⇒金属箱⇒酸性紙帯封⇒酸性紙、輪ゴム高温・多湿⇒ 酢酸発生⇒ 密封による酢酸濃度の上昇⇒ 錆びの発生⇒ 輪ゴムの溶解
フィルムの検査項目1.   フィルム        ⇒ 酢酸臭、付着物、変形 (初回検査+2次件検査)
2. リール         ⇒ 材質、付着物
3. 帯 封         ⇒ 材質 
4. フィルムケース ⇒ 材質 (缶、プラスチック)
5. 外 箱         ⇒ 臭気等
6. 保管環境       ⇒ 温度、湿度
【注】 検査の結果判ったこと
・ 1本のフイルムでも最初から最後まで同じ状態とは限らない。
・ 金属に接触している部分に析出物が付着するケースが多い。
・ 付着物の判定は技術を要する。
・ 劣化フィルムは非常にデリケートで少しの環境変化によっても変形が起こる。  ⇒ 急激な環境変化を与えない! 徐々に慣らす。
本文は『記事検索』のタイトル一覧 No25 から是非ご覧下さい!
調査対象フィルム(TAC)と結果     4357本/15341本S35〜S47作成のTACフィルム全数調査 (第2次検査結果を反映)劣化進行2786本はH7年対処を施し、PET複製フィルム作成。
劣化状況フィルムの変形付着した析出物
本文は『記事検索』のタイトル一覧 No25 から是非ご覧下さい!
劣化状況 フィルムの変形カマボコ型に変形したフィルム
劣化状況 フィルムの変形ワカメ状変形も
劣化状況 フィルムの変形変形してしまうと複製作成も困難に!
劣化状況 金属リールの変形金属リールにも析出物が
劣化状況 金属リールの変形
既刊号おすすめ特集 1995−5.6号セルロースアセテートベース劣化フィルム対策静岡県庁での実地調査と対策 : その2
静岡県庁での 対応ステップ1.劣化調査
2.各都道府県へのヒヤリング (電話にて)
3.関係資料の収集および分析
4.先進施設の視察 ⇒ 国会図書館
5.マイクロフィルム管理マニュアルの作成(試案)
6.劣化フィルムへの対応
国立国会図書館での対処方法先進施設の視察静岡県は訪 問
H7(1995)国立国会図書館資料保存対策室国会図書館では5年ほど前(1990年頃)から劣化対策が行なわれていた。実施処置1.放散処理 ・・・ 酢酸を逃がすためにゆっくり巻替え
片道 5分/35ミリ100フィート
逆巻き状態で一日放置
フィルムエッジ部の析出物除去  ← 巻替え時に綿の手袋で軽くエッジに触れる
 2.サプライ類の交換
金属リール   ⇒ プラスチック製穴開きリール
帯封(酸性紙) ⇒ 中性紙帯
ケース(缶)   ⇒ 中性紙箱
国立国会図書館での対処方法
⇒分離保管の詳細は、記事本文  でご確認下さい!  ( 10頁)
3.分離保管 ・・・ 劣化状況を3段階に分類し対処
放散処理により酢酸臭の消えたもの ⇒ マイクロ庫(注1)で保存
酢酸臭、ベトつき、変形があるもの   ⇒ 書庫内(注2)のドライボックスで保存
で特に酢酸臭の強いもの        ⇒ 書庫内のドライボックス(注3)で保存
*酢酸の拡散による他フィルムへの影響を防ぐための処置を付加
→  5箱づつ2重ポリ袋で覆う。 活性炭、A型シリカゲルを投入(半年毎交換)
徐々に臭いが薄れて来たら、Aと同じに保管
注1) マイクロ庫        : 温度 18℃、湿度 25%、給排気装置、網状フィルム保管棚
注2) 書庫       : 温度 21℃、湿度 20〜30%
注3) ドライボックス : 湿度 25%前後
 4.複製フィルムの作成
* 複製不可フィルムも保管 ( ←  将来の複製技術の進歩に期待 )
 5.定期検査
本文は『記事検索』のタイトル一覧 No25 から是非ご覧下さい!
静岡県庁での対処方法⇒放散処理の詳細は、記事本文から  ご確認下さい!  ( 11頁)
1.放散処理      ・・・  電動式巻取り機 (R/Pキャリア改良型)
片道 10分/100 ft (30.5m) 、  5cm / 秒 
 2.サプライ類の交換
金属リール ⇒ プラスチック製穴開きリール
帯封(酸性紙)、ケース(缶)   ⇒ 中性紙帯、中性紙箱
【 ポイント 】
急激な環境変化を避けるため、上記1.2の処置を5日間かけて行なった!
 3.複製フィルムの作成 ・・・ マスター&活用ともTACだった!
マスター劣化の激しいもの    マスターフィルム ⇒ PETフィルム
マスターフィルムからの複製が不可のもの
複製(活用)フィルムからPET作成しマスターとする
で救えないもの廃棄せず、劣化遅延策を講じ保存
本文は『記事検索』のタイトル一覧 No25 から是非ご覧下さい!
静岡県庁での対処方法4.保管環境の改善
原本フィルム ⇒ ・書庫保存、・A型シリカゲル
複製フィルム  ⇒ ・事務室内キャビネット、 ・B型シリカゲル
⇒ シリカゲル、ヤシガラ活性炭、調湿紙等の特性は、記事検索 一覧表 No16 (1994-5,6号)
 「セルロースアセテートベースフィルムの劣化問題」記事本文からご確認下さい!  ( 6,7頁)
H7年度に以上のような対処をし、残されたTACフィルムについては、H8年度以降もフィルム作成年度別に3年もしくは5年に一度の割合で放散処置を継続していく計画を立てたのですが・・・
 

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