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【 日本経済新聞 連載記事 】 のご紹介
 
“ドキュメント 挑戦”現代を歴史に刻む アーカイブズ 新しい芽
 
 
「アーカイブズは役立ってナンボの世界」
これは、2003年に開所した「日航アーカイブズセンター」の構築と運営に奮闘された伊藤氏が語られた言葉で、連載のなかでも特に印象深かったものです。
ともすると「アーカイブズ」と聞き “古いモノの保存”だけを思い浮かべがちですが、『そうではないぞ、公開され利用されることが大切だ!』との強い意思を感じます。
 
「アーカイブズは現在と未来のために!」
「国際資料研究所」の小川千代子氏は、「今日の文書は、明日の古文書」と言い、
記録を系統的に整理して残そうとする土壌づくりが大切である。と述べています。(注1)
事例で紹介された熊本県「宇城市」の阿曽田市長の未来のために過去の資料をすべての時代ごとに整理しておくことが、新市になっておこなうべきこと」との発言は、
自治体で公務に携わる立場から、まさにこのことを言い得ていると思います。
(注1)当HP「書籍情報」で紹介の『デジタル情報クライシス』に掲載の対談

「松岡氏の伝えたかった事は・・」
この連載で松岡編集委員が伝えたかったものは何でしょうか?
地域と一体となった資料保存活動、文書館が果たすべき役割の重要性。
反面、立ち遅れている国および自治体の体制づくり
危うい保存状況、長期的視点に立っての保全対策
グローバルな利用体制、それを支える電子化における属性情報の仕様統一
・・等々と思われますが、なかでも次のことを伝えたかったのでないでしょうか?
 情報公開制度がアーカイブズの新しい芽を産むきっかけとなったように、活動を支えるための制度の必要性とその気運の盛り上がり
その制度を支えるための、古文書学だけでない幅広い知識を有した専門家の必要性 急がれる養成
そこで最後に、日本におけるアーカイブズ研究の草分け、安沢秀一教授の言葉を借りて“まとめ”とさせていただきます。
「アーカイブズは古文書学とは違う。現用文書から古文書まで一貫してできる人は
どれほどいるのか」・・・
 
参考資料は次ページに表記しています。
 
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