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トップ 特集記事 > ビネガーシンドローム 〜 おたくは大丈夫? 〜
1.課題の理解
「A-D ストリップ」 について
   
 
A-Dストリップ とは?
   
写真資料の保存の研究機関として世界的に知られる
米 Image Permanence Institute( I P I )が開発した。
フィルム資料の酸性劣化を測るための紙片。 

BCG(ブロモクレゾールグリーン)という薬品が
含浸させてある。 (写真の右上)

密閉性の高いアルミ袋に詰めて販売されている。
価格は、アルミ袋ひとつにストリップ(1 1/2" x 3/8")
250枚入りで、45ドル(1〜4袋購入の場合)〜27ドル(10袋以上の場合)。

 
この「A-D ストリップ」は映画フィルムの保存に寄与したことにより1997年には「アカデミー賞」を受賞しました。 さらに2002年にはこの開発によりIPIが「映像アーキビスト協会」より表彰をうけており、画期的な開発として評価されています。
   
 
A-Dストリップの使い方
   
   フィルムが入った容器、あるいはフィルム資料を密閉できる袋等にストリップを入れて
一定時間おくと、フィルムから発する酸性ガス(主として酢酸)に反応して変色する。
 (注1)
 
   
  (注1)【一定時間とは?】
  IPIの説明書では室温で1日とあるが、講師がIPIに確認したところ、「最低限 1日を要する」とのことでした。
昨年講師が実施したインドネシア国立図書館の調査では貼付期間を3日間としたそうです。 
   
 
        附属のカラー
チャート鉛筆


反応前の
A-Dストリップ
酢酸に反応し
変色した
A-Dストリップ
      附属のカラーチャート鉛筆 と照合し
「変色なし(青) から黄色」までの
4段階で レベル判定 を行なう。
   
  A-Dレベル によるフィルムの状態と対処 (IPIの利用案内から)
 
A-D Strip Lebel フィルムの状態 奨励される対処
良好・・劣化なし 低温/冷温保存

良好から可の段階・・劣化が開始 冷温保管
点検頻度を増やす
1.5 急速劣化が開始
・・自触媒作用点
冷温保管
または冷凍
脆弱・・劣化が活発に進行中 冷凍
複製化を推奨
危機的・・縮小、ゆがみ現象が顕著。 取り扱いが有害の可能性 すぐに冷凍
複製化
 
(注) レベル別対処は映画フィルムや一般写真用フィルムを含む全てのフィルム を対象としたもので、
TACマイクロフィルムに対するレベル分けと対処は「2.調査と計画」で詳述
   
 
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